こんにちは、むちのむ(@muchinomu_blog)です。
前回、「ChatGPTとは?」という内容の記事を全部ChatGPTに書かせてみるという挑戦をしてみました。(半分ネタみたいな感じ)
そこで、今回はどうやってその記事を書いたのかを解説し、AIの将来も考えていきます!
前回の記事についてはこちら
実はタイトルとその下の説明文(メタディスクリプション)もChatGPTに考えてもらったよ。
ChatGPTへの指示の出し方
まず、最も重要なChatGPTへの指示の出し方を解説します。
意識すべきポイントは1つです。
それは
「冗長な表現を避ける」
ということです。
特に日本語は長ったらしい文章になりやすいので、1文につき1内容の意識を持ちましょう。
「それだと複雑な指示を出しにくくない?」と思われるかもしれません。
そこで、「条件をつけて指示を出す」という方法がおすすめです。
例として、前回の記事の冒頭部分の指示方法を説明します。
どうでしょうか。
かなり複雑な指示を出しましたが、全ての条件を満たした文章を答えてくれました。
気に入らなければ、「他のパターンはありますか?」「もっとわかりやすく」「もっと簡潔に」などの指示をするのがおすすめです。
しかし、何回か指示していると条件を無視した返答をするので、できれば毎回条件を書くようにしましょう。
ChatGPTにブログを書かせる方法
ChatGPTにブログを書かせるための手順を紹介します。
- ブログのテーマと章立てを決める
- 章ごとにブログを書くように指示を出す
- 修正を加えながらまとめる
ブログのテーマと章立てを決める
まずはブログのテーマと章立てを考えます。
これについては自分で考えました。
テーマだけ自分で考えて章立てをChatGPTに考えさせるのもありだと思います。
章ごとにブログを書くように指示を出す
先程紹介した指示の出し方を参考に、章ごとに指示を出します。
もし、1章が長くなりそうだったら、章の中でも細かく内容を分けて指示を出す必要があります。
「例を挙げながら説明して」や「わかりやすく説明して」などの指示をして納得のいく返答が出るまで試すのがおすすめです。
修正を加えながらまとめる
前回の記事は100%ChatGPTに書かせたかったので、何も修正しませんでしたが、良い記事を作るためには修正作業が必要です。
確認すべきポイントは主に2つです。
- 情報が正しいか
- もう少しわかりやすい表現はないか
情報が正しいか
これは非常に重要です!
なぜなら、ChatGPTは2021年までのデータしか持っていないからです!(2023年4月現在)
つまり最新情報は全く知らないです。
しかも「わかりません」と正直に言ってくれたらいいのに、嘘の情報を答えてきます!
たまに過去の情報でも間違えて解説することがあります。
もう少しわかりやすい表現はないか
完全にChatGPTに任せるよりも、文章の表現は考えるべきです。
例えば、前回の記事の冒頭では、
こんにちは、むちのむ(@muchinomu_blog)です。
久しぶりのブログ投稿となりますが、今回は特別なテーマでお送りします。
となっていました。
いや、「今回は特別なテーマでお送りします」って笑
みたいな表現が時々出てくるので自分で考えて修正した方がいいです。
ChatGPTでブログを書くときの注意点
ChatGPTに指示を出すコツを掴めば、かなりブログを書くのが楽になると思います。
しかし、いくつか注意するべき点があります。
それは大きく分けて2つです。
- 情報の真偽姓
- ブログのオリジナリティー
情報の真偽姓
これは先程も言いましたが、2021年までのデータしか持っていないため、最新の情報でないことがよくあります。
それだけでなく、昔の内容についても間違えていたり、説明不足であったりすることがあります。
AIはあくまでも確率的に最も正解に近いと思われる回答をするだけなので、信用しすぎてはいけません。
もし、情報が疑わしかったら、参考になるサイトをChatGPTに聞くのも良いと思います。
ChatGPTを使えば、専門家じゃなくても専門的な記事を書けてしまうから、誤った記事が増えそうで怖いね
ブログのオリジナリティー
ブログには絶対に書く人のオリジナリティーが出ています。
そこがブログの魅力になるので、AIはアシストとして使う方が面白いブログになると思います。
また、アシストとして使うときもできるだけ指示を細かくして、他の人と似通った内容にならないようにしましょう。
自分が書いた文を添削してもらうのも使い方の1つ!
AIの将来
ここからは理系大学院生として、ChatGPTを含めたAIの将来について予想していきます。
AIに仕事が奪われる?
一番皆さんが気になるところがこの仕事を奪われるかどうかだと思います。
正直、ChatGPTを使って思ったのは、
「一部の仕事は減る」
ということです。
例えば、
- ニュースの記事を書くライター
- プログラマー
などです。
ニュースの記事は事実を要約するだけでオリジナリティーが必要ないので、AIで十分になりそうです。
プログラマーは近年、人手が不足しておりめちゃくちゃ必要とされていましたが、AIに書かせることができるので、需要が減りそうです。(最近需要が高すぎたから普通に戻る感じかな)
逆に必要とされるスキルもあると思います。
- AIを用いたソフトの開発・整備
- 国語力
AIが色々な場面で導入されるので、そのソフト開発などができる人は重宝されると思います。また、それを導入する営業職も必要ですね。
そして意外と重要なのが、「国語力」です。
AIに指示(プロンプト)して目的の答えを得るのは非常に難しいです。
つまり、頭の中でやりたいと思っていることをAIに伝える国語力が必要です。
最近では、指示文を考える「プロンプトエンジニア」という新しい職種も生まれています!!
興味のある方は『PROMPTY』というプロンプトエンジニアに関する情報メディアに、プロンプトエンジニアリングがどのようにして行われているのか説明されているので、見てみてください!
特に以下の記事では、プロンプトを完成させるまでの過程が書いてあり、プロンプトエンジニアの仕事がわかるので面白いです。
他にもAIの最新ニュースやプロンプトのテンプレートに関する記事もあるので、おすすめです。
ChatGPTのこれから
ChatGPTの登場で、空前のAIブームになりました。
なぜこれほどブームになったのかというと、
「ChatGPTは無料で使いやすい高性能のAIだから」
です。
そして、あくまでもブームの火付け役でしかないと思っています。
ではこれからどうなっていくでしょうか。
ここで、わかりやすくするため、自動車の歴史を考えます。(機械工学専攻なんで)
自動車は初めて生産されたのが、「T型フォード」という黒いシンプルな車で、自動車ブームを引き起こしました。
そして現在では様々な大きさ、色、形の車が生産されています。
何が言いたいかというと、最初はみんな「使えるだけでいい」という考えでした。
しかし、時間が経つにつれて、「赤色の車が欲しい」とか「もっと大きい車が欲しい」とか色々な要求が出てきます。
この要求の変化は車に限らず多くのことに当てはめられます。
これをマズローの5段階欲求とも言います。(結構省略して説明してるので5段階も無いですけど笑)
さて、話を戻すと、ChatGPTはいわば「T型フォード」なわけです。
今はみんな「ChatGPT最高!」と言ってますが、段々と要求が増えていきます。
そこで、汎用性の高いAIではなく、例えば、ブログを書くのに特化したAIのソフトとかが開発されます。(もう作り始めてる人もいると思う)
実際に、BingはAIを用いた検索を始めていますし、GoogleはBardというAIのサービスを開始しました。
他にもMicrosoftはCopilotというWordやPowerpointの操作をアシストするサービスを発表しています。
こういったものがどんどん開発されるので、より使いやすいものが普及していくと思います。(2023年5月現在)
AI関連の最新情報は以下のサイトを参考にしてみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
ブログを書くのにChatGPTを利用するのは意外と簡単にできるので、是非試してみてください。
最後にAIの将来について独断と偏見で書きましたが、こんな記事を書けるのも人間だからなんだと思います。笑
とはいえこれからもAIから目が離せませんね!
AIは1日、いや1時間とかで急速に進化してます!
この記事で紹介したAIのデメリットも明日には克服しているかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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