こんにちは、むちのむ(@muchinomu_blog)です。
今回は、実は色々ある研究室の種類について紹介します。
これから紹介する研究室は全ての大学、学科に存在する訳ではないので、興味がある方はぜひ自分の大学の研究室を調べてみましょう。
特に理系が強い大学にはこれから紹介する3種類の研究室が全てあるよ
研究室の種類
研究室の種類は大きく3つに分けられます!
- 「普通」の研究室
- 「企業×大学」の研究室
- 「研究機関×大学」の研究室
これは私が考えた最もわかりやすい分類方法です。
「もっとわかりやすい呼び方はないのか!」と思われるかもしれませんが、これが非常に難しいところで、「産学協働講座」「共同講座」「特別部門」など大学によって呼び方が違うし、定義も曖昧なんです。
だから、上の3つの呼び方で説明していきます!
ちなみに私は「研究機関×大学」の研究室に所属しているよ
「普通」の研究室
普通に大学内にある研究室のことで、ほとんどの人はこの「普通」の研究室に所属します。
こういうまとめ方をすると、外部とのかかわりがないように思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。
他大学や研究機関との関わりもあるし、企業との共同研究もあります。
例えば、シミュレーション系の研究室では似た内容をやっている他大学の研究室と、共通するプログラムを共有しているそうです。
ほかにも、最近増えている工学と医療の融合のような分野では、生体親和性などの性質を、それに特化した研究機関と協力して分析しているようです。
(ここに挙げたのはほんの一例)
結局のところ「普通」の研究室とはいっても、研究室によって特徴が全然違うので、調べてみたり研究室訪問をしてそこの先輩に聞いてみるのがいいと思います。
「企業×大学」の研究室
「企業×大学」の研究室はその名の通り、企業と大学が共同で作っている研究室です。
最近「産学連携(産学官連携)」として、かなり注目されています。
例として、軽く調べて出てきた機械系の「企業×大学」の研究室をまとめます。
- 進化型機械システム技術産学共同(三菱電機×京都大学)
- フィールドロボティクス部門(コマツ×大阪大学)
それ以外にも、大学院に産学連携コースがあるところもあります。
こういった研究室の一番の特徴は、社会人になる前に社会に触れることができることだと思います。
企業側からの教員(招へい教員)や企業からの社会人ドクターなど様々な人と接することが多く、他の研究室にはない経験ができると思います。
私の知る限り、必ずその企業に所属しなければいけないというルールはなく、普通にほかの企業に行く人もいるそうです。
就活で話のネタになるし、将来のことを全然考えていなくても行って良いと思います。
詳しく書くとかなり長くなったので、こちらの記事で紹介しています。
「研究機関×大学」の研究室
大学も研究機関の一つですが、ここでいう研究機関は大学以外だと思ってください。
ややこしいですが、大学の内部(もしくは外部)の附置研究所にある研究室に所属することになります。
附置研究所とは、いわゆる「〇〇研究所」や「〇〇センター」ってやつです。
(大学の地図を見てみると、意外と大学の敷地内にある)
工学部にとっての附置研究所は、医学部にとっての大学病院と同じようなものだと思ってください。
(どちらも外部とつながる施設)
基本的に何かに特化した研究機関が多く、それに関する研究を行うのであれば、素晴らしい環境です。
そのため、装置も多く、敷地面積もかなり広いです。
さらに一つの研究所の中にも色々な学科の色々な研究室が存在しているし、企業の研究部門もあります。
もっというと、一つの研究室にも色々な大学から人が来ています。(そうじゃないところもある)
さらに、留学生もかなり多いです。(一つの分野に特化している研究機関だと海外からも注目されて有名だから)
そのため、いろいろな企業、大学の人と接することができ、絶対にほかの研究室にはない経験ができます!
こちらも社会に触れることができるし、就活でも役に立つと思います。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
自分の大学の研究室を調べてみよう
大学にいても研究室の情報って意外と知らないと思います。
そこで、以下の方法で調べてみることをおすすめします。
- 「〇〇大学 △△学科 研究室」で調べてみる
- 同じ大学の先輩に聞いてみる
- 研究室に連絡をして、訪問してみる(意外と快く受け入れてくれる)
ちなみに私の研究室には、めちゃくちゃ遠い県から研究室訪問に来た学生がいました。
(ほんとにすごい!)
おわりに
研究は理系大学生の醍醐味だと思います。
多くの人が、遊びたいから楽であることを最優先に研究室を選びがちですが、よく調べて、何の研究をしたいか、どんな経験をしたいかで選ぶべきだと思います。
研究室が増えたり減ったり、研究内容が大きく変わったり、色々変化するから気を付けよう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「企業×大学」の研究室について
「研究機関×大学」の研究室について
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