こんにちは、むちのむ(@muchinomu_blog)です!
今回は、院試の基本情報について紹介します。
あくまでも私の知る限りの情報です。
大学や学科によって違うので、参考程度にとどめてください!
院試の難易度
基本的に大学のレベルが高いほど大学院へ進学する人の割合が増えます。旧帝大レベルだとおよそ9割が大学院へ進学します。
このあたりは大学によってかなり違うので、自分の大学の先輩や先生方に聞くのが手っ取り早いです。
もしくは今の時期だと合格発表が大学の公式ホームページや掲示板などでされていることもあるので、それを見てもわかるかもしれません。
また、私の知る限り工学部で院試の難易度が高い学科は3つあります。
- 機械系
- 情報系
- その大学の強い分野
以上3つは基本的にどの大学でも院試の難易度が高いです。というかそもそも大学入試の時点で、難易度が高いこともよくあります。
そのため、元々賢い人たちで高い倍率の中、勝負することになります。(私の大学では倍率1.5倍程度でした…)
とは言っても、内部生であれば極端に勉強をサボってない限り落ちることはないです。(このブログを見つけて情報収集しているだけでも十分優秀!)
内部生はその大学の他の学生たちのレベルをよく知っていると思うので、その中で平均くらいの賢さであればそれを維持するだけで合格できるはずです。
その点、外部生はかなり不利です。
倍率の高いところほど外部生を受け入れてくれますが、やはり情報収集の難しさや自分の学力レベルを周りと比較しにくいことから外部生の方が合格率は低いです。
さらに面接で自分の研究内容を発表させることで、内部生を有利にする(?)制度があるところもあるみたいです。(たぶん教授としても同じ学生に引き続き同じ研究を進めてもらいたい気持ちがあるから)
院試の科目
まず私が受けた院試の科目は以下の通りです。
- 英語(TOEIC)
- 数学
- 力学
- 専門科目(機械力学、材料力学、熱力学、流体力学、制御工学)
- 面接(点数なし)
英語
英語については、院試の出願の際にTOEICやTOEFLのスコアを提出する必要があります。採用されるスコアは1年以内のものに限るなどの制限があるので、早めに受けても提出できない場合があります。
早い人は3回生の秋(9月~)に受け始め、遅い人で4回生の春(4月、5月)に受けます。
注意してほしいのが、出願までに受けるのではなく、出願の時に結果が返ってきていないといけないということです。(遅すぎると出願に間に合わないので絶対に早めに受けること!!)
そして大学によってはTOEFLのみのところもあるのでよく調べておきましょう。(IELTSを採用している所もあります)
ちなみにどの大学においても英語の配点は低いです。
例えば私の大学ではTOEIC(990点満点)が100点満点に圧縮されました。(TOEICで100点差つけても圧縮で10点差にしかならない…)
また、工学部でも化学系の場合、専門英語として専門科目の一つとして英語のテストがあります。
数学
数学は工学部の多くの学科にある科目で、配点も高い場合が多いです。
そして工学部が習う数学は学科が違っても同じ部分が多いです。
しかし、気を付けないといけないのが、学科によって範囲や難易度や出題傾向が大きく異なるということです。
基本的に倍率の高い学科では数学は難しいです。(そうじゃないと差がつかないから)
私の場合、数学は毎年とても難しく、範囲もこれまでに習ったもの全てでした。おまけに授業のときはほとんど触れてないような内容が院試では頻出であることもよくあり、かなり大変でした。
そのため数学は院試を終えた人のほとんどが「早めからやっておけばよかったー」と後悔する科目です。
しかし実は、数学は難しすぎて差がつかないと考え、単元を絞って勉強したり、完全に諦めてたりする人も結構います。
私としては、その他の科目につながる部分もあるのでやるべきだとは思いますが、時間がないのであれば真っ先に切り捨てていいと思います。
力学(古典力学)
ここからは機械系ならではの科目になります。
機械系であれば力学はおそらく1回生のときに習ったのではないでしょうか。(私は習ったことすら忘れてました笑)
内容は専門科目と比べると基礎的な内容と言えますが、なめてると痛い目を見ます。
昔にやったせいで全然覚えてないからです。
その代わり、勉強すればある程度安定して点が取れる科目でもあるので、みんな諦めずに勉強します。
専門科目
機械系であれば科目名は違うかもしれませんが、同じような科目だと思います。
しかし、大学によって範囲や選択の有無などの違いがあります。
しかも専門科目は割と大学によって教え方の違いもかなりあります。
実際に他の大学の専門科目を解いてみたこともありますが、自分の大学の過去問に慣れているせいで問題文も読みにくかったし、解きづらかったです。
そのため、専門科目は内部生は有利だと思います。
外部生はなんとしてでも過去問を入手して問題の感じに慣れることが大事です。
面接
私の場合、面接はおまけでした。
と言うのも、所属する研究室が決定した後に面接が行われるからです。(一応正式な合格発表は面接後)
聞かれる内容も「なぜこの研究室を選んだのか」などの基本的な質問でした。
もちろんこれも大学によって違います。
先程も書きましたが、面接で研究内容について発表させるところもあるし、面接に点数があるところもあります。
そのため、院試募集要項を見たり、先輩に聞いたりしましょう。
おわりに
今回は、院試の基本的な情報をまとめました。
やはり大学やその学科によって大きく異なるので、絶対に信頼できる情報を手に入れましょう。
特に院試の範囲や傾向は数年で変わっていることもよくあります。
院試はまず情報戦!
これも試験の一つだと考えよう!
これからも少しでも情報収集に協力できるように投稿していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
具体的な科目ごとの対策はこちら
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